ホワイトニングで失敗しないために

よくある失敗例

ホワイトニングのよくある失敗例

①歯や歯茎に痛みが生じた

歯科医院で行うホワイトニングは、濃度を調整した「過酸化水素水」という薬剤を歯の表面に浸透させて、化学反応を起こすことによって色素を分解する仕組みになっています。 この薬剤が、歯の表面を保護している「ペリクル」を剥がし、歯神経に近いエナメル質がむき出しになってしまったり、薬剤が歯茎にしみたりしてしまうと、歯や歯茎に痛みを感じます。 ペリクルは通常24時間〜48時間程度で自己再生されと言われますが、再生するまでは冷たいものや熱いものなどの刺激で、痛みを感じやすくなります。耐えられない程の痛みや、2日待っても痛みが引かない場合は、早急に医師への相談が必要です。

②口の中に火傷や炎症が生じた

過酸化水素水を歯の表面に浸透させた後に、温度を上げたり、光を照射したりすることで、薬剤の効果を高めていくのが、歯科医院のホワイトニングの特徴です。 薬剤・温度・光の化学反応によってホワイトニング効果を実現していますが、想定以上に薬剤の温度が上がりすぎてしまうと、口の中を火傷したり、炎症反応が起こってしまったりする可能性もあります。 施術中に強い痛みを感じた場合は、すぐに医師に申告してください。また歯のホワイトニング中は、薬剤が歯茎や唇に触れることのないよう保護処置をしていますが、誤って薬剤が歯茎や唇に触れてしまうと、強い痛みや炎症反応を感じます。この場合もすぐに、医師に申し出ることが大切です。

③歯の表面が荒れたように感じる

歯の黄ばみの元となっている色素を分解する際に、エナメル質がむき出しになることによって、歯の表面のざらつきが気になるという場合があります。施術直後は、これまでの歯の表面と異なっているように感じ、「歯の表面が荒れた」と気になってしまいますが、ペリクルの修復と共に次第に気にならなくなります。数日経過しても違和感が残っている時は、医師に相談してみましょう。

④色のムラが残ってしまった・まだらに白くなった

ホワイトニングの施術後に、色のムラが残ってしまったり、色素が残ってまだら模様になってしまっていたりするケースがあります。 これは、薬剤の塗布にムラがあったり、1つひとつの歯によって異なる色素沈着の度合いやエナメル質の厚さなどを考慮せずに施術を行ったりした場合に生じやすい失敗例です。 歯科医院でのホワイトニングは、基本的に3ヵ月程度の間隔を開けてから施術する必要がありますので、3カ月後に修正していくことになります。

➄思ったより白くならなかった・黄ばんだ

ホワイトニングで一度に白くできる程度は、生まれつきの歯の色や、色素の沈着具合によって異なります。 また一度の施術で明るくできる範囲には限界がありますので、施術前にしっかりと医師とイメージの共有を行っておくことが大切です。またホワイトニング後の数日間は、ペリクルが剥がれてエナメル質がむき出しになっている状態です。ペリクルが剥がれた状態の時にコーヒーや赤ワイン、カレーなどを口にすると、色素が入り込みやすく、黄ばみにつながる恐れがあるので、ご注意ください。

後悔しないために気をつけるべきこと

後悔しないために気をつけるべきこと

①ホワイトニングの内容を理解する

ホワイトニングは、セルフホワイトニングやサロンホワイトニング、そして歯科医院で行うオフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングなど、様々な種類のホワイトニングがあります。 より効果を高めるホワイトニングを組み合わせて受けられるコースや、回数券タイプで通うことができるコースなども用意されています。大切なことは、費用面や手軽さだけでなく、自分が理想としている歯の白さを目指すことのできるコースを選ぶこと、また必要な期間やコストパフォーマンスを考慮した上でコースを選ぶことです。そのためにも、各ホワイトニングコースによってどのような特徴があるのか、内容の違いはどんな部分なのか、理解した上で最適なホワイトニングを選ぶ必要があります。

②虫歯・歯周病がないかチェック

ホワイトニングは健康な歯であれば施術をすることができますが、虫歯や歯周病があると、施術を行うことができません。 虫歯や歯周病がある状態でホワイトニングを行ってしまうと、虫歯や歯周病の進行するリスクや、やホワイトニングの薬剤がしみることで生じる痛みに悩まされるといったリスクが想定されます。 虫歯や歯周病と同様に、知覚過敏がある場合も強い痛みを伴う可能性がありますので、知覚過敏の自覚症状がある場合は、ホワイトニング前の口腔チェックで必ず申告していください。 歯科医院以外の場所でホワイトニングを行う際は、口腔内の状態を判断する医師が在籍していないため、虫歯や歯周病の有無は見過ごされてしまいがちです。 虫歯や歯周病のある状態でホワイトニングを行うことは、非常に危険ですのでご留意ください。

③適切な薬剤の選択

ホワイトニングで用いる薬剤は、医師のみが取り扱うことのできる過酸化水素水が中心に配合されたものと、医療資格がなくても扱うことのできる薬剤に大きく二分することができます。 過酸化水素水を用いている歯科医院専用の薬剤の場合は、歯の内部にある色素を分解することによって歯を白くすることができますが、その他の薬剤は、歯の表面に沈着した色素しか取り除くことはできません。 自分の理想とする歯の白さに合わせて、適切な薬剤を選ぶ必要があります。

④ホワイトニング後の注意点を理解する

ホワイトニングの施術後は、歯の表面を保護するペリクルが修復する48時間後まで、着色しやすい食べ物や飲み物を控える必要があります。 歯に着色しやすい飲食物は、色の濃い食品(ソース、醤油、赤ワイン、かき氷のシロップなど)、もしくは酸性度の食品(白ワイン、スポーツドリンク、炭酸飲料、みかんやレモンなど)です。 これらの食品は施術後48時間においてできる限り摂取を控えると同時に、普段の生活においてもなるべく食後すぐに歯を磨く、もしくはうがいをする、といった意識を持っておくと、色素沈着を防ぐことができます。 タバコも歯に色素が沈着しやすいので、喫煙の習慣がある方はご注意ください。

➄費用を確認する

ホワイトニングは、セルフホワイトニングやサロンホワイトニング、オフィスホワイトニング、歯科医院のホームホワイトニングデュアルホワイトニングなど、様々な種類があります。 それぞれのホワイトニングの特性を知り、自分が求める歯の白さを実現するためには、どの程度の期間やコストが必要になってくるのかを、事前に調べておくことが大切です。またそれぞれのホワイトニングにおいても、コースやプランによって料金は大きく異なります。回数券を購入することでお得にホワイトニングができるプランなども、併せて確認することをおすすめいたします。

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