虫歯治療中にホワイトニングするとやばい⁉
ホワイトニングをしようと思ったときに、虫歯を心配する人も多いのではないでしょうか。
ここでは、「虫歯治療中でもホワイトニングできるのか？」
「虫歯治療中のホワイトニングはどんなリスクがあるのか？」について、ご説明していきます。
虫歯治療中にホワイトニングはできるのか？
結論から言ってしまうと、虫歯治療中にホワイトニングはできません。虫歯治療中にホワイトニングをしてしまうと、様々な悪影響が出る可能性があります。
ホワイトニングで使う薬剤の中には、虫歯で使う詰め物と歯との固定を弱くしてしまうものもあります。そのため、せっかく詰めた詰め物が取れやすくなってしまうのです。
また、ホワイトニングの薬剤は漂白作用が高くなります。虫歯の影響で神経や歯茎に炎症が起きていると、しみたり痛みを感じたりすることがあります。
虫歯治療中に市販のホワイトニング用歯磨き粉は使用できる？
市販のホワイトニング用歯磨き粉に含まれていることの多い成分であるフッ素には、歯の脱灰を防いで虫歯を進行させにくくする効果があります。
しかし、虫歯の進行が象牙質まで達している場合、市販のホワイトニング用歯磨き粉に入っている成分によって、歯がしみる症状が発生します。
さらに、研磨剤の入った市販のホワイトニング用歯磨き粉の場合、使用しすぎるとかえって歯を傷つけてしまうことになります。虫歯を進行させてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
虫歯をなおしてからホワイトニングすべき理由
ホワイトニングの施術には1～2ヶ月の期間が必要ですが、その間には虫歯の治療をすることができません。そのため、その期間に虫歯が進行してしまうことが多くなります。
また、虫歯を治療する際には、ホワイトニングで白くした歯を削る場合もあります。さらに、進行してしまった虫歯の場合は、せっかくホワイトニングした歯を抜くことにもなりかねません。
そのため、虫歯があるのならば、虫歯をなおしてからホワイトニングすることをおすすめします。
虫歯治療後のホワイトニングの際に気をつけておくべきこと
虫歯治療後のホワイトニングの際には、被せ物や詰め物の色に気をつけましょう。
被せ物や詰め物のような人工の物質は、ホワイトニングをしても白くなりません。そのため、せっかくホワイトニングしても、天然の歯との間に色の違いが出てしまう可能性が高くなります。
ホワイトニングの前に虫歯治療をする際に、詰め物や被せ物の色を考慮しておくことが重要です。ホワイトニングができる歯科クリニックで虫歯治療を行い、ホワイトニングとのトータルなコーディネートをしてもらえると安心です。
ホワイトニングが虫歯や歯周病の予防にも繋がる
ホワイトニングで使う溶剤には、虫歯や歯周病の原因となる細菌を除去して、お口の中を清潔にする効果があります。
そのため、健康な歯の人がホワイトニングをすると、歯を白くできるだけではなく、虫歯や歯周病の予防にも繋がります。
また、ホワイトニングを施術する前のチェックやクリーニングによって、虫歯や歯周病の早期発見も可能です。
ホワイトニングをすることで口内環境の衛生的な維持にも繋がり、健康で美しい白い歯を実現できます。
